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第21回定期演奏会について[終了]

この度は日頃より吹奏楽団ビスパングルを応援して頂いております皆様に、定期演奏会前日に中止のご案内を申し上げました事、深くお詫び申し上げます。 当日は開場時間にお越し頂いたお客様にはこちらから事情を説明し、お帰り頂くという大変心苦しい結果も生まれてしまいました。 本当に申し訳ございません。 今回、お客様の安全を考慮しての【中止】という決断ではありましたが、同時刻に【無観客演奏会】を開催した事にも賛否両論ある事と存じます。 この決定事項に関しましては、団長、副団長、実行委員の6名が、政府からの『スポーツ・文化イベントの自粛、延期、規模縮小の要請 』が出てから毎日何度も話し合い、方向性を決定した上で、演奏会前日に団員全員と3時間に及ぶ話し合いをし、決定致しました。 決定後は全員が同じ方向に向き、最後の練習を終えました。 当日のリハーサルも予定していた通りに進めていき、ロビーアンサンブルを予定していたチームは団員の前でお披露目をしました。 団員全員が笑顔でした。 本番です。 会館スタッフさんの計らいで本ベルから影アナ、予定通りに進めていきます。 毎年恒例、緞帳前でトランペットファンファーレが鳴り響き、緞帳が上がります。 わかっていた事ですが、客席にお客様はいません。秋頃からこの日の為に練習してきた演奏、パフォーマンスを誰にも見て頂くことが出来ない事を痛感すると涙が止まらなくなる団員がたくさんおりました。 同時に、普段お客様に聴いて頂けることの有り難さが身に染みました。 またこの演奏会で事情により、退団する団員の事を思うと、胸が締め付けられました。 ですが、この情勢の中、このメンバーで演奏出来た事は心から良かったと思えます。 一生忘れられない演奏会となりました。 そして、今回の事で団員の結束力は確実に深まりました。 一日でも早く事態が終息することを願い、また皆様の前で演奏出来る日を楽しみにしております。


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